" gallery aria " の由来
素晴らしい美術作品に出会うと、音楽が聞こえてくる気がします。
そして音楽に感動すると、絵画や情景が見えてくる気がするのは、私だけではないと思います。
アリアは「叙情的、旋律的な特徴の強い独唱曲」で、オペラなどの中に含まれる特別な作品です。
音楽用語である ” aria “ をギャラリー名に選んだのは、スタッフ3人音楽が大好きであることと、
この私たちのギャラリーも、「特別な歌が聞こえてくるような」アート作品に数多く出会える場となるように、という思いを込めて名付けました。
南村 透 プロフィール
1956年生まれ 和歌山県出身
武蔵野美術短期大学美術科油絵専攻 卒業
1980年〜2003年 和歌山県和歌山市 白石画材(画材、額縁、画廊)
2004年 Art Studio MT設立(美術館収蔵作品保存額装)現在に至る
2017年〜2020年 八ヶ岳倶楽部(画廊部門)
受賞
紀の国絵画大賞展 特別賞 1991
アゼリア賞 和歌山青年会議所文化振興基金 1992
エンバ美術コンクール展 優秀賞 1993
平成14年度和歌山県文化奨励賞 2002
平成15年度大桑文化奨励賞 2003
2003年 5月13日~7月31日まで、「和歌山県フロリダ州芸術家交流事業」派遣芸術家に選ばれ、マイアミ・ビーチ市の南フロリダ・アートセンターで、制作、作品発表。
個展 シロタ画廊 東京 1991 1993 他グループ展多数
ご挨拶
gallery ariaのウェブサイトを訪問いただき、ありがとうございます。
長年憧れ続けた八ヶ岳南麓
30年程前になりますが、八ヶ岳山麓の美しさに魅せられるきっかけになったのが、「清里の森」に偶然立ち寄ったことでした。
以来、機会あるごとに訪れては
「いつかは、ここで暮らしたいね」
と夫婦で話していました。
それは、和歌山県在住であった私たち夫婦にとって、長い間、夢物語でした。
和歌山 ー 八ヶ岳南麓への電撃移住
しかし、人生の転機は突然やって来ました。
和歌山で転職を考えていた2015年夏、東京都心在住だった妻・綾子の兄一家が、「山梨県北杜市へ電撃移住する」というニュースが飛び込んできました。
ー 兄たちが移住できるなら、自分たちもできるのでは? ー
ー 今このチャンスを逃したら、もう2度と八ヶ岳への移住は果たせないかもしれない ー
憧れと不安を抱えつつも、八ヶ岳山麓で新しい生活を始める夢に、火が付きました。
妻・綾子も「長年従事したピアノ講師の仕事も止めても構わない」と一大決心。
最後の懸念であった親の介護は、姉が交代してくれるとの言葉にも、背中を押してもらいました。
移住を決意してからは、和歌山の家の売却、親の引越、住居探し、妻・綾子のピアノ教室の生徒たち引き継ぎと、疾風怒濤の3ヶ月でした。
まるで最初から決まっていたかのように、すべてがスムーズに導かれていき、
2016年6月、念願の八ヶ岳南麓移住を果たしました。
豊かな自然に囲まれた環境で、四季の移ろいに息を呑み、夜明けから日暮れまでの澄んだ光と空気に触れていると、4年前の決断に間違いはなかったと確信しています。
gallery aria オープンのきっかけ
これまで沢山のギャラリー、美術館で、数々のアート作品と触れ合う仕事をしてまいりました。
「いつか小さくとも自分のアート・ギャラリーを運営したい」
という想いを持ち続けてきました。
2016年、八ヶ岳山麓への移住後、八ヶ岳倶楽部の仕事で中村緑里さんと知り合い、意気投合。中村さんと、妻・綾子との3人で、「ギャラリーを創る」という夢を実現する運びとなりました。
そして、偶然3人で清里の森を訪れた時に、願いを形にしたような貸店舗と出会いました。
そしてそれは、私達夫婦が若い頃、最初に八ヶ岳山麓を訪れた場所でもあった「清里の森」でした。